事業活動に伴い排出された廃棄物のことを「産業廃棄物」と言います。 一般的な廃棄物とは異なり、処分時に環境へ与える影響が大きいのが特徴です。 この記事では、産業廃棄物が与える環境への影響について紹介します。

▼産業廃棄物が与える環境への影響

■大気汚染
産業廃棄物には、焼却によって処分を行うものも多くあります。 その際排出されてしまうのが、毒性が強いとされているダイオキシンです。 空気中のダイオキシン濃度が高くなると、大気汚染や健康被害につながってしまいます。

■地球温暖化
温室効果ガスの量が増えることが起こると言われているのが、地球の温暖化です。 二酸化炭素は温室効果ガスの一種で、太陽からの熱エネルギーを溜め込む性質があります。 そのため、廃棄物の処理や運搬時に排出される二酸化炭素は、地球温暖化の原因になっていると言えるでしょう。 また地球温暖化は、台風の強大化や森林火災など他の環境問題を引き起こす危険性もあります。

■土壌・水質汚染
産業廃棄物は種類に合わせて適切な処分が必要ですが、悪質な業者によって不法投棄されてしまうこともあります。 放置された廃棄物から有害物質が排出され、川・海に流れ出たり土壌に染み込んだりすると危険です。 土壌や水が汚染され、環境・生態系にも悪影響をおよぼしてしまいます。


▼まとめ
産業廃棄物が与える環境への影響には、大気汚染・地球温暖化・土壌・水質汚染などがあります。 環境を守るためにも、大量の廃棄物を出さないようにするのはもちろん、適切な処分を行うことが大切です。
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