私たちが日常的に使用している「アルミ缶」と「スチール缶」は、主に飲料水に用いられており、生活には欠かせないものです。
このうち、アルミ缶は「何度でもリサイクルできる」という特徴をもっていますが、どのような流れでリサイクルされているのでしょうか。 今回は、アルミ缶がリサイクルされるまでの流れについてまとめましたので、ご覧ください。

▼アルミ缶がリサイクルされるまでの流れ

①回収
アルミ缶は、自治体や集団回収・店舗回収などによって集められるのが一般的です。 回収センターで計量された後、破砕選別施設に運ばれます。

②選別・破砕
回収されたアルミ缶は、強力なマグネットや手作業で不要物を取り除きます。 その後シュレッダーで破砕され、さらに細かく選別が行われます。

③溶解・精製
溶解とは、破砕されたアルミ缶を回転炉によって溶かす工程です。 溶解によって表面の塗料や有機物を取り除き、反射型溶解炉で成分調整・精製を行います。

④鋳造
精製された溶湯を型へ流し込み、分配機によって鋳造します。 一般的には、インゴット(塊)やビレット(棒状)にされ、製品ごとに分けられます。

⑤加工
アルミ缶の大半は、再度アルミ缶として生まれ変わります。 そのほかには、品質の良い鉄を造るために利用されることが多く、アルミ鋳物製品である自動車部品や日用品に再利用されています。


▼まとめ
アルミ缶がリサイクルされるまでの流れは、回収後に破砕と選別を行い、溶解・精製・鋳造を経て再度製品として利用されるのが一般的です。 リサイクルは、資源の有効利用や地球環境保全にとって、大きな意義があると言えるでしょう。

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